レイアウトなどでレールを固定している場合や駅構内・トンネルなど、手が届かない場所の掃除に役に立つ「レールクリーニングカー」(クリーニング車両) をご紹介します。
■マルチレールクリーニングカー (トミックス) 私がよく利用している、TOMIX (トミックス) の「マルチレールクリーニングカー」をご紹介します。
「マルチレールクリーニングカー」は車体内蔵のモーターが高回転し、レール上の「ホコリ・チリの強力吸引 (バキューム)」と「レール磨き」(乾式・湿式) を行いオールマイティーに使えます。
車両のデザインはいろいろと発売されていますので、ぜひ好みのものを探してみてください。(詳しくは、「「マルチレールクリーニングカー」コレクション」をご覧ください)
「マルチレールクリーニングカー」の使い方 「マルチレールクリーニングカー」自体は自走はしません。トレーラータイプなので、手動で動かすか以下のように別途牽引用の動力車 (モーター車) を用意して牽引して使用します。 なお、半径の小さいTOMIX (トミックス) の「ミニカーブレール」・「スーパーミニカーブレール」、特殊な「トラムレール」では使用できないのでご注意ください。 「ミニカーブレール」・「スーパーミニカーブレール」対応のクリーニングカーは、津川洋行の「レールクリーニングカー モップ君」が対応していますので、こちらをご参照ください。
「マルチレールクリーニングカー」(TOMIX) の機能 電源はレールから電源供給を行い、内臓モーターが動きます。モーターの異常発熱など不具合が発生した時は、電気遮断を行う安全回路を内蔵しています。 また、クリーニングカー本体の「CDCフィーダー差込口」に直接DCフィルダー差して使えば、レールに通電が無い場合でも使用する事も可能です。
吸引 (バキューム) レール上のほこりなどゴミの「吸引」(バキューム) についての説明です。車両下部にあるクリーニング機構は、アタッチメント方式になっています。
付属のアタッチメントは「乾式ディスク」、「湿式ディスク」、「吸引ファン」の3種類があります。
付属の治具「チェンジツール」を使って「吸引ファン」に交換します。あとは、スイッチを「ON」 (CL-POWER) にし牽引用の動力車 (モーター車) と連結させて線路上を数周走行させます。 レールを数周するだけでかなりチリ・ホコリが取れます。吸引したチリやホコリのゴミは車体中央の「Bダストボックス」に溜まるのでゴミ捨ても簡単です。 レール磨き (湿式・乾式) レール磨き用のヘッドは、「湿式ヘッド」と「乾式ヘッド」を選択できます。
「湿式ヘッド」使用時は、付属のノズルを「レールクリーナー」に刺して「Aレールクリーナー液投入口」からレールクリーナー液を注入し、湿式ヘッド自体も予め染み込ませて使用します。
私感ですが、目の粗い「乾式ヘッド」(ヤスリ) は頻繁に使用しない方がいいと思います。やはレールの表面を削ってしまうと傷になって、余計にカーボンの汚れがレールに付きやすくなると思います。 また、「湿式ヘッド」ですがすぐに汚れてしまうので、手が届く場所については「「レールクリーナー液」を使ったレールの掃除・クリーニング」でご紹介した、キムワイプなどにレールクリーナーを染み込ませたものなどで、予め掃除しておいた方が無難だと思います。
現在、以下の「マルチレールクリーニングカー (青)」と「マルチレールクリーニングカー (スケルトン)」の2モデルがラインナップされています。(限定品などは「「マルチレールクリーニングカー」コレクション」をご覧ください)
付属品は、「乾式ディスク×3」・「湿式ディスク×3」・「スポンジ×1」・「ノズル×1」・「チェンジツール×1」・「ハケブラシ×1」が同梱されています。これらは補修部品としても別売されています。別途消耗品として、「貼り換えヘッドセット」及び「交換クリーニングディスクセット」が発売しています。 また、マルチレールクリーナー本体とオリジナルの動力車 (モーター車) が同梱されたセットも発売されています。
余談ですが、過去にTOMIX (トミックス) から発売されていた、車輪に目の粗いヤスリが付いた自走式の「クリーニングカー」(国鉄 193系 電気検測車) を使用してた時もありましたが、レール自体に傷が付くこともあったので「ヤスリ」を使ったクリーニングはあまりオススメしません。(現在はクリーニング機能を省いて発売中です)
次節「レールクリーニングカー モップ君 (津川洋行)」では、津川洋行の「レールクリーニングカー モップ君」をはじめ、KATO (カトー) の「線路クリーニングパッド」、そしてモリタの「レールクリーナー」を使用した、Nゲージ用レールのクリーニング方法を紹介しています。
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